きゃべログ

読書管理サービスを読書メーターからブクログに移行した

読書雑記

ついさっき読書メーターに登録していた本をすべてブクログに移行しました。読書メーターは2年使って来たのですが、少しブクログを試してみたくなりました。理由やそのやり方について少し書いてみようと思います。

移行したきっかけとしては、自分が大事だと思っているポイントに関してブクログのほうが少し良いかなと思ったからです。もちろん読書メーターの方が優れている点もたくさんあるので紹介します。今読書メーターを使っていて移行を考えている人や、どっちを使おうか悩んでいる人の助けになれば幸いです。

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各サービスの強み

読書メーターの強み

SNSとしての機能が充実している。

ホームにはタイムラインがあり、自分がお気に入りしたユーザのアクティビティを見ることができます。例えば◯◯の本を読み終えました、というようなものです。読書を軸に色々な人とコミュニケーションを取りたい人にとってはとても重要な機能だと思います。

また、レビューを書くと誰かがナイス(いいねみたいなもの)してくれたりコメントを付けてくれたりするのも続けるモチベーションの1つかなと思います。ナイスは知らない人から結構来ることがあったりして面白いです。レビューは書籍の個別ページの下に表示されるので、人目に触れる頻度が多いからだと思います。

ログしてくれる情報が細かい

読書した冊数だけでなく、ページ数についてもログしてくれます。本によってページ数にはムラがあるので、月ごとの読書ペースをモニタリングするには冊数でなくページ数のほうが良いでしょう。

また、ページ数や冊数については日平均・週平均・月平均も計算して出してくれるのでこれもありがたいです。

個人的には見やすい所に積読本や読みたい本の数が表示されているのが嬉しかったりします。

読書メーターの画面

レビュー数が豊富

他のサービスに比べてレビューが活発な印象です。読んでみようか悩んでいる本のレビューを見ることは良い判断材料になるかもしれません。

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ブクログの強み

デザインがモダン

要するに今時っぽいデザインということです。配色がおとなしく、ごちゃごちゃしていないのでストレスがかかりません。本棚は木のテクスチャを貼っていたり、ブクログの見せ方に対するこだわりが見て取れます。

ブクログの画面1

デザインというのは見た目の話だけでなく機能面も優れていて、本棚内の本を検索するためのパラメータがたくさん用意されていたり、本棚をスクロールすると自動的にどんどん読み込みをしてくれたりユーザビリティが高いです。

ブクログの画面2

本を探す機能が強い

アクセスしてすぐ見るホームのページに新刊情報やランキング、人気のレビューが表示されているため、皆が注目している本をいち早く知ることができます。

本の管理機能が強い

本をたくさん登録していくと、「あの本どこだっけ」ということが頻発すると思います。ブクログでは独自の「カテゴリ」と「タグ」を書籍ごとに振ることができ、それらを頼りに書籍を検索することが出来るようになります。

また、5段階でレーティングすることが出来るため、もう一度本を読み返したい本を探しやすくなるのも良いところです。

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読書メーターの弱み

デザインのなんともいえない感じ

シンプルで見やすいといえば見やすいのですが、個人的にはかっこよくはないなぁという印象です。なんとなくもっさりした感じが気になっていました。

読書メーターの画面2

上はお知らせの表示が4つも並んだりまあまあ強烈な図。

公式のネイティブアプリがない

一応App Storeには非公式(?)と思しきアプリはあるのですが、iPhone6など新しい端末で閲覧してもiPhone4時代の昔懐かしのUIのアプリで、使い勝手がよろしくありません。

読書メーターの画面3

バーコードリーダーだったりネイティブアプリならではの便利機能が搭載された公式アプリが出たらなあという思いがあります。

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ブクログの弱み

個人に着目したデータが少ない

読書メーターは個人の読書を記録したりSNS機能を伸ばしていたり人にフィーチャーしたサービスであるのに対し、ブクログは自分の本棚を作るというのがメインのサービスです。その都合上、ブクログは本を探すことや本の一覧性はとても良いのですが、読書ペースなどの個人のデータはあまり見て取れません。また読み終えた本の数や、読みたい本の数がいくつかボタンアクションを経ないと見られないところも少し不便なところでしょうか。

SNSとして使うには個人間のつながりが薄い

基本的に他人とのインタラクションがメインではなさそう?なのでホームには他人のアクティビティは表示されません。そのため他の人がどういう本を読んでいるかを知るにはメニューバーから「タイムライン」をクリックする必要があります。そのため他人からのコネクションも少なめかもしれません。

また、意見交換をする掲示板「談話室」という機能もありますが、こちらも能動的にトピックを立ち上げたり、トピックに参加する必要があるので、少しハードルがあるのかなと思います。

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まとめると

細かい日毎の読書ペースを管理したい人や、他の人と読書で繋がりを作りたい人は読書メーターを、読みたい本と読んだ本などをきれいに管理したい人はブクログを使うと良いと思います。

私はサービスを使うモチベーションとしてデザイン面が強いみたいなのでブクログを選びました。

どっちのサービスが向いているか診断(?)

以上から、各サービスがどんな人に向いているかを考えてみました。あんまり参考にならないかも。

  • 読書メータを使うと捗る人
    • 日頃から読書ペースを管理したい
    • 読書を通じて人と繋がりたい
    • 本は口コミで選ぶタイプだ
  • ブクログを使うと捗る人
    • 本は何度も読み直すタイプだ
    • デザインがキレイなWebが好きだ
    • 本を表紙で選ぶことが少なくない

移行プロセス

登録している本の移行が結構面倒でした。ググってツールがないか調べてみると、あったのですがRubyのバージョンを変えてみても、エラーが全然取れなかったので諦めました。 読書メーター→ブクログ移行用スクリプトを書いた - blog.kymmt.com

ということで読みたい本はISBNで一括登録することにしました。まずは読書メーターの読みたい本にアクセス。

読書メーターの画面3

そして印刷をクリック。すると本の一覧画面が出るので、ISBNのみにチェックして表示項目を更新します。そしてリストになったISBNを範囲選択で一括コピーして、ブクログのまとめて登録(ISBN)から登録しました。

読書メーターの画面4

読んだ本には印刷ボタンがないので仕方なく全部手作業で移行しました。40冊程度だったので手作業でしたが、数百あったらプログラム組んだかもしれない。


きゃべ / Masaya Kurahashi
きゃべ / Masaya Kurahashi
Software Engineer, Product Manager